こちらは日本登攀クラブ公式ホームページです
※更新情報※
2026/03/08 会員専用資料追加しました。
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日程:2026.03.20-22
メンバー:山本・鈴木(拓)
鹿島槍ヶ岳を登ってきました。
初日はアラ沢を渡渉して天狗ノ鼻まで。少し風が強く、防風壁を作って、簡単に偵察して就寝。夜は少し雪が積もった。
二日目アタック日。急な斜面をガンガン下ってカクネ里雪渓が見えるまで。途中、標高を落とすのをやめてトラバース開始。徐々に北壁の全景が見えてくる。隠れた氷のリボンを見つけてから、リボンめがけてラッセルを進め、主稜と思しき取り付きにたどり着いた。
ロープを繋いで1P目もラッセル。終了点は古いリングボルトにかかった古いスリング。
ここから核心と思われる氷セクション。自分はノミックのリコール対応でクオークを持ってきていたので、パートナーに行ってもらう。技術的には難しくはない(Ⅳぐらい?)が、落ちたらスクリューが飛びそうな脆い氷だった。メンタル核心。パートナーは氷でできた支柱にスリングを巻いていた。
ここを越えると、またも深いラッセル。灌木やスノーバーで支点をとりつつ、リッジめがけて登る。
灌木がたくさん出てくるリッジに乗ると、悪い雪稜クライミングが始まる。とにかく長い、、、
体力も底をつきそうになると、ようやく小さな岩が出てくる。
右から巻いて、顕著な岩稜帯150m!
あと少し、、、もうすぐ家だ。
コンテで駆け上がると、太陽が眩しく輝いていた。僕は本気で泣きそうになった。
山頂を踏んで、悪い岩場(天狗尾根)を下降し、日が落ちる前には天狗ノ鼻に帰ってきた。
三日目に下山。充実した登攀だった。パートナーと見守ってくれた仲間にありがとう!

Winter Nittou Meetingを足尾の松木沢で開催しました。
初日は黒沢で肩慣らし。例年より薄い氷だったが、F4まで登ることができた。
二日目はウメコバ沢中央岩峰の直登ルート。テンテンでなんとかトップアウト💦
来年は米子不動か、錫杖あたりで開催したいな〜会員募集中です!


2026.02.07 メンバー:山本・鈴木(拓)・他1名
阿修羅とは、インド神話に出てくるアスラが前身とされているそうです。
アスラとは、神々と対立する魔神。
仏教においては、修羅道に住む鬼神。
まさに修羅の道を行く今回のアイスクライミング。
少しはレベルアップしただろうか。



2026.01.17-18 メンバー:山本・鈴木(拓)
昨年も同じメンバーで登ったことのある一ノ沢のアイスクライミングをしてきた。
昨年は、大滝を登った後の中滝を見て、「いつか登りたい」と考えていた。カナダで練習を積んだ今なら、と思い、今年結行することにした。しかし問題は時間、昨年のペースだと中滝を登っている途中か、下降中には暗くなってしまう。大滝上には幕営適地があるので、頑張って荷上げし、初日は大滝の上、二日目に中滝を登る計画にした。

大滝・下部〜中部
昨年と異なり、一ノ沢の沢経由で大滝取り付きに出た。尾根経由とそんなに時間が変わらないか、ちょっと早いぐらいだと思う。7時に歩き出して、11時すぎには取り付きにいた。昨年と同じぐらいの時間に取り付けそうだ。登ってみると、昨年は立っているように見えた大滝もかなり寝ているように感じた。氷結の具合もあるが、レベルアップしているに違いない。70mロープ一杯一杯で2ピッチと、あと10mぐらい伸ばして、終了。14時半に終わっていた。昨年より一時間弱も早かった。

中滝全景
夕方は、中滝を見ながら登攀ラインを考えたり、次の日の下山路の偵察を行ったりして過ごした。焚き火をして冷える夜をしのぎ、眠りについた。風が強く吹いていた。

中滝1P目をリードする鈴木
中滝は真ん中〜右側が滴っていて、とてもスクリューが入る感じではなかったので、なるべく左のラインをとりついた。硬いところを選んで登ると、フォローの山本に、「すごい強点をつくなぁ」と不満を言われる。バーティカル部分を残してバトンタッチ。

中滝2ピッチ目。
山本がバーティカル部分を登るも、かなり左のラインを登り、岩と氷のチムニーを使いつつ登った。木が邪魔でアックスが振りづらいが面白いライン。弱点主義の境地。登り終えると、なんとまだ滝が潜んでいた。トポには載っていないはずだ。記録は探していない。誰か登っているか?

小滝?
簡単そうで意外に難しくもない、普通の小滝を登った。これで一ノ沢コンプリートか?
120%の成果で大満足の山行になった。次の目標は、ワンデイで全ての滝を抜け、下山すること。果たして!?
武田、ほか1名
黄蓮谷右俣 2026/1/3〜1/4
行きたいと思いつつタイミングがなく行けなかった黄蓮谷を登った。
1日で抜けるつもりで3日早朝に黒戸尾根から六丈ノ沢からアプローチし、坊主の滝上部に出て遡行を開始した。
なんとなく危惧はしていたが、上部の滝はほとんど雪で埋まっており、ひたすら雪の中の沢登りとなる。

なかなかスピードを上げられず日暮れも近づいてきたため初日は奥千丈の滝付近にテントを張る。
風をしのげる岩陰を整地して寝たが、強風によるスノーシャワーのせいでテントが埋まりかけ、深夜0時頃から1時間毎に雪かきをする羽目になった。もちろんスコップなどないので、ジェットボイルの鍋とヘルメットで、、、

翌朝には風はやみ、2時間ほどのラッセルとハイマツ漕ぎで稜線に出る。せっかくなので頂上を往復して下山した。


刃渡り沢 2026/1/17
黄蓮谷が凍っていたのでまあ下の方も大丈夫だろうと考えたが、氷結状態はあまり良くなかった。
下部の滑滝はアックスを打ち込んだ亀裂から水が吹き出し、双翼の滝は繋がっておらず、、、

それでも上部の岩に囲まれていた滝はやや水っぽいが凍っており、左右の滝を登ったり側壁のクラックを使ったりと、充分に遊ぶことができた。

日程:2025.12.25 ~ 2026.01.05
メンバー:瀧川・山本・鈴木(拓)
数年来の夢であったカナダ・キャンモア周辺でのアイスクライミングトリップを昨年末から年始にかけて実施できた。運よくパートナーにも恵まれ、The Sorcererをはじめとした感動的なクライミングができた。中には駐車場から数分で取り付ける滝もあれば、3時間以上のアプローチ(ラッセルやルートファインディングを含む)を必要とする滝もあり、どの滝もWI4-5レベルのクライミングで総合力が試された。反省点もあるが、120%の力を出して2025年を駆け抜けることができた。記録として登った氷瀑の写真をここに残したいと思う。まだまだ登りたい滝はあります。また必ずこの地に戻ってきたいと思います。

Kemosabe WI4 105m 3P

Hers in Grotto Canyon & Mix route, 1P

Weeping Wall Right-Hand Side WI5 160m 5P

The Sorcerer WI5 190m 4P

Wicked Wanda WI4 55m 2P

Moonlight WI4 100m 2P
日程:2025年12月13日(土)
行程:美し森〜出合小屋〜上ノ権現沢〜夢幻沢大滝〜同ルート下降〜下山
メンバー:山本・鈴木(拓)
八ヶ岳の夢幻沢大滝を登ってきた。まだこんな滝がこんなところに眠っていたのか。昨年、権現バットレス登攀のウォームアップに、上ノ権現沢の支流にかかるこの滝を登ろうと試みた。ところが沢をつめていったところ、激ラッセルを強いられ、結局時間切れで敗退してしまった。ただこの滝は本流しか見ずにぼーっと歩いていると見逃してしまう。去年の記憶では、この滝が隠れている谷の手前まで来て、ラッセルが嫌になって小屋に戻った。時間切れで登れなかっただろうとはいえ、一目見ることはできた距離までは沢を詰められていたのだ。なんだよ〜とは思ったが、ともあれ、とても良いシーズンインを果たした。
アイスクライミング・ミックスクライミングは、これからがシーズン。この遊びは、最もフィジカルで、最もアドバンスで、そして最も、フェティッシュな遊びだ。今シーズンもバリバリ登るぞ!

日程:2025.9.22-9.23
行程:
1日目:谷川温泉〜金山沢出合
2日目:出合〜登攀〜エビス大黒の頭〜登山道下降〜谷川温泉
メンバー:山本・鈴木(拓)
筆者にとって今年最後の沢登りとなったエビス大黒沢。下山はリミットの20時をギリギリ越えない範囲だったものの、予定より大幅に遅れた。登攀はどの滝も難しく、高巻きにも手こずった。登る壁を間違えて一度撤退した箇所もあった。
初日は夜に入山して適地で幕営。明日に備えた。
登攀日、暗いうちからロープを出して登り始め、薄明るくなってきてから開けたスラブに出会った。

関門の滝。ここはフリーで超えた。快適なスラブ。左岸から登ろうとしたが、かなり悪い。少し戻って右岸から上がった。沢登り・フリーの山本が頼りになる。

日が登ってから最初のロープを出したクライミング。鈴木が1P目を登る。逆層がとにかく悪い。一箇所細かいホールドを掴んで乗っこすところが緊張したが、トーテムカムの黒が登れとせかした。
2P目は山本がリード。その後、二本足で歩ける場所へ降り立った。と思う。あまり覚えていない。ぐんぐん登ると、沢が開けた先に、どでかい大滝が現れた。

この滝は登らないが、右の岩壁を山本がトラバース気味に右上。ピトンを4枚程度、カムも使用して登り切った。一時間ぐらいかかった。ビレイ中は左の滝飛沫を浴びて寒かった。フォローで自分は登るが、一歩踏みだすたびにズルズルと足が沈んで滑る泥壁・・・クライミング的にはここが核心部っぽい。(山本は次のピッチの方が怖いと言っていた)。
2P目は鈴木がリード。再び滝の方角へ左トラバース。濡れたスラブのトラバースは怖いが慎重に。その後クラックや木登りを交えて灌木帯へ。ロープいっぱい伸ばしてビレイ解除。
フォローの山本を迎え、とにかく終わってよかったと言い合いながら、しばらく高巻き。一箇所、肩車で滝を越える場面もありつつ、懸垂下降で本流へ降りた。
最後の壁、右壁を登り出すも、どうも悪い。カムを決めてエイドを使って立ち上がって先を見渡してもめぼしいホールドはない。敗退か・・・ビバークも頭を過ったが、なんとか右岸から高巻きできそう。
検討通り、懸垂下降のち、右岸を高巻き。いつまで続くか分からない背丈以上の笹藪を掻き分け、本流の左俣に入った。右俣に抜ければ稜線まですぐなのだが・・・仕方ない。そのまま稜線に向かって歩く。尾根っぽいところに出てから、さらに標高を上げる。

ようやく安全地帯まで来られた。ただここからもわかりにくい下山路が続いた。GPSには助けられた。
もう2度とこの沢には来ないだろう。ただ、生きていることの大切さを噛み締めながら、帰路についた。名声はいらないので、小さな幸せを求めて、これからも沢登りを続けたい。

マリオネットが登れた・・
39年前に山野井君が初登した、岩と雪117号の表紙にもなったルートだ。
私は幸運にも、初登時のビレイをし、名付け親にもなれた。
しかし当時の私にはこのルートにトライする力は無く、その後長い間訪れることも無くなってしまった・・・
2016年に初めて触ったが、足元に見える空間にビビり、ボコボコにされてしまった・・
そして今年の1月2月に1回ずつ、9年ぶりにトライしたが、今度は寒さで身体が動かない・・
城ケ崎としてはシーズン真っ盛りなのだが、60代の老体には寒すぎる・・
「ここなら夏でも登れるんじゃない?」のY君の言葉に一念発起、頑張って通ってみることにする。
4月26日に再訪、しかし今度は上部の引き付けるムーブで左肘を痛め4ヶ月離れることになってしまった。
力でねじ伏せるのではなく、ヒネリや足さばきで登らないと、これはダメなんだ、と改めて痛感した。
怪我から回復した8月中旬からトライ再開、しかしさすがに暑い!
特にチムニー部は熱がこもり、レストしていても汗が噴き出してくる。
まもなく前期高齢者の身体には休養の時間が必要で、以降2週間おきのトライにした。
ボコボコにされ、私が年齢を言い訳に弱気の発言をすると、毎回ビレイに付き合ってくれるY君が「今だから面白いんじゃない!あきらめる事は、いつでもできる!」と励まし?の言葉・・
そうだ、やめることはいつでもできる、今この年齢で頑張るから面白いんだ!
ジムのパートナーのアドバイスのおかげもあり、本当に少しずつではあるが、進歩が感じられるようになってきた。
そして10月19日の1便目、出だしは少々バタバタしたが、落ち着いてレストポイントで休め、苦手だった上部も何とかノーテンでこなし終了点が目前に・・
だが終了点へのクリップが出来ない・・
前腕がパンパンになってしまい、片手での保持が出来ないのだ!
吐きそうになるのをこらえ、何度か左右の手を入れ替えてクリップ成功!
「テンション」のコールで下へ降り、Y君と恥ずかしながら握手をすると、39年前にタイムスリップしたような、とても幸せな瞬間を感じた・・・
おまけの話
39年前にY君が残した初登時の終了点のカラビナとスリングを回収しました。
回収便で登る際に「終了点のカラビナ、記念に持っていたら?」との言葉で、私の宝物にさせていただきました。」
カムは回収できなかったので残っていますが、少し見た目がスッキリしました・・
最後に故杉野保さんの言葉を引用します・・
「まずひとつ言えることは、このルートは理屈抜きにおもしろいということだ。それは、超立体的構造が要求するムーブの多様性でもあり、露出感の極めて高い爽快な核心部でもある。(中略)「チンケなルートとは、体の一部しか使わないルートのことだ」吉田和正氏の言葉を借りれば、これはまさに対極にあるルートと言ってもいい。(中略) これはもっと登られてもいい、いや登られるべきルートである。」
そして、「世のクライマーたちは登るべきルートを間違えているのかもしれない。」としめくくっている。
記 熊谷
9月の連休を利用して北鎌尾根を登った。
あまり登攀要素はなく、山歩きに近い山行だが(※アルパインクライミングをしている人間からすれば)とても良いルートだったのでここに書き記して残そうと思う。
日時:9/21~9/23
メンバー:鴨志田・土屋・武田(文責)

9/21
早朝沢渡駐車場へ集合し、上高地へ向かう。夜中のうちは大雨だったが、5時すぎには雨もやみ、そのタイミングでバスに乗り出発した。
汗だくになりながら水俣乗越を超え北鎌沢出合へ。時間も体力も余裕があったので北鎌のコルまで上がることにした。
前日の雨のせいで水量の多い沢をアプローチシューズでひたすら登ること2時間。同じタイミングで北鎌のコルで登ってきた2人組と場所を分け合い幕営した。
9/22
夜明けとともに行動開始。独標までは踏み跡を探しながら歩きやすい道を辿る。
独標は基部から右にトラバースする明瞭な踏み跡を歩いた。
独標を超えると遂に尾根の先に大槍が見えてくる。その後は岩稜帯が続き、慎重にルートを探りながら進む。
大槍は左側の登りやすい岩場を穂先を目指し高度を上げていくと、多くの登山者がいる山頂へたどり着いた。
時間もお昼ごろだったので横尾まで歩いた。
9/23
横尾〜上高地へ2時間強で下山。連休最終日の渋滞に巻き込まれる前に中央道を抜けることができた。
時間
9/21
6:00 上高地
12:00 水俣乗越
13:50 北鎌沢出合
16:00 北鎌のコル
9/22
5:30 北鎌のコル
7:00 独標基部
11:30 大槍山頂
16:00 横尾
