1/28 西上州 相沢奥壁へ
宇都宮さん、無所属Uさんとの3人で行ってきました。宇都宮さんにとっては今シーズン最初のアイスクライミング!相沢奥壁を登り、エイプリルフールの滝を登り、トップロープにしたりと時間いっぱい遊ぶことができました。氷の状態は若干水が滴っていましたが、さほど寒くもなく快適なアイス日和で楽しむことができました。
個人的には先週の北海道で怖い思いから度胸なく一切リードをしませんでしたが、快適な氷でまた やろう! という気持ちにさせてくれる充実した一日でした。
古畑です。
1月20日~22日まで 北海道 雷電海岸 へアイスクライミングへ行ってきました。
同行者は無所属2名との計3人
20日・駐車場から氷を確認するも、どれがどのルンゼか判断付かず2ルンゼらしき氷へ向かうことにしかし、数日間降っていた雪のためトレースはなく終始ラッセル。メンバー構成上、ひたすら一人でラッセル・・・夕方前になんとか到着、これからという時に同行者1名がアックスの歯を止めるネジを忘れて使い物にならないことが判明!すぐに下山してホームセンターで代用ネジを購入してその日は虚しく暮れていきました。この夜に再度エリアを確認したところ、これが4ルンゼであることがわかり翌日は2ルンゼへ向かうことへ。
21日・駐車場より1ルンゼ2ルンゼを確認して本日の目的である2ルンゼへ。
昨晩降り積もった雪のため、この日も黙々とラッセル。
近いはずの2ルンゼが遠い・・・やっとの思いで到着した2ルンゼですが、氷の状態は今一つでトポなどに記載されている左寄りからは登ることはできず中央よりやや右から登り始めるも1ピッチ目終了点付近に氷がなくスラブの岩面を登る緊張のクライミングに。終始スノーシャワーを浴びている状態で氷の印象より終了点直下の怖さが印象的でした。
22日・同行者2名が観光に行きたいという要望を強く却下して1ルンゼへ。
1ルンゼは2ルンゼよりも状態が悪く氷が薄く、気温が上がったためスノーシャワーも多く昨日と同じく怖い。なんとか1ピッチを登り上部の状態も悪いことからここで終了にすることに。
【感想】
時期が少し早かったようで氷の状況が悪かったことと、雪の多さに苦労しました。何より怖さから満足いくリードができなかったこと、ラッセルで疲れてしまった体力のなさに日頃の努力が足りないことを反省しました。
【アクセスなど】
朝7時半成田空港よりジェットスターで新千歳、そこからレンタカーで高速にて札幌を通過して小樽、一般道で岩内町まで車でおよそ3時間。雷電海岸には国道229を進み雷電トンネルを抜けたすぐ右側に車を止めます(トポにないトンネルが多数あります)駐車場正面から見える大きな氷は4ルンゼですぐ左に氷柱状が3ルンゼです。岩内漁港にある魚焼き専門の食堂の ほっけの定食は最高でした。
ずっと前に何かの雑誌で写真を見て以来、一度行ってみたかった南国土佐の大堂海岸に行ってきました。
●期間 1月10日~14日
●メンバー 竹内、熊谷OB、宇都宮、山野井夫妻(12~14日)、石井(12~14日
●感想
初日は寒波が来ていて昼間でも4℃。奥多摩と変わらんじゃないか!という寒さでしたが、翌日からは少し持ち直して快適に登れました。で、壁のほうはというと・・・最高でした!モンキーエリア、ハーバーエリア、最果てエリアと行きましたが、クラッカーには垂涎ものの20m以上あるクラックがずら~っと並んでおり、壮観です。僕は5.8から5.11cまで10本ほど触りましたが、どのルートも楽しかったです。特に「セイシクラック(5.10b)」、「シークレット エージェントマン(5.11a)」はよかったです。
毎日朝から夕方まで登って、夜は地元の食材で作った鍋を囲んで楽しい5日間でした。
宿題が一つ出来てしまったので、もう少し暖かい季節にもう一度行きたいです。
<参考情報>
●アクセス:高知空港までは飛行機。高知空港から大堂海岸のある大月町まで約4時間。松山空港からだともう少し近いそうです。
●宿泊:大月町弘見にある素泊まり宿泊施設「カーサリブレ」にお世話になりました。1泊1人¥2500でエアコン、風呂、電子レンジ、洗濯機、冷蔵庫完備、コンロさえ用意すれば自炊可能。岩場近くの駐車スペースまで車で15分。
●装備:
・ロープ=基本的に50mで可。
※「シークレットエージェントマン」1p目は35mあるので60mロープでもロワーダウンは不可。私たちは下降用にfixしたロープで懸垂しました。
・カム=キャメ0.5番~3番×2セット。フィンガークラックも多いのでエイリアンも2セットあると安心。キャメ4番は必要なかった。
(記 宇都宮)
志村です。
12月8日 八ヶ岳「裏同心ルンゼ」
5:45 美濃戸口発 8:05 赤岳鉱泉着
素手でバンドを装着しようとしたが、寒さで震えて出来ませんでした。
昨年も同ルートを歩いたので、気楽にバイル2本とスクリュー2本ぶらさげて入谷する。
15パーティー以上と思われる程の大変な混雑ぶりだ。
12:15 終了しそのまま13:05鉱泉着。
キャンディーで遊んでいる者も少なく、ミカン2個を胃に詰め込み凍ったバンドと手袋を
乾かしながら時間をつぶし、行者小屋経由にて南沢を景色を見ながら下る。
途中「小滝」でクライマーの声が聞こえたのだが気持ちが動かず、のんびり下山。
定番の「肉そば」を食し、18:05美濃戸口着。
偶然「延命の湯」の脱衣所で先輩の渡辺校長と遭遇し、「一人では寂しいな」と言われ
22時過ぎ帰宅する。
無風快晴の中、予定していた「かぶっているアイスクライミング」はできなかったが
来月2日からの山行準備は整いつつある今日です。
熊谷です。
11月30日・12月1日の二日間、八ヶ岳に行き十数年ぶりにアイスクライミングをしました。
同行者は伊豆の国市に住む、N君です。
初日は5時に美濃戸を出発し6時半に赤岳鉱泉着。
テント設営後、裏同心ルンゼに向かう。
リーシュレスのアックスも、取っ手が有るアイススクリューも初めてなので、慎重に登る。
積雪が少ないので、滝がほとんど出ていて結氷状態も良く、とても楽しめました。
昼頃に大同心基部に到着。
トラバース気味に小同心クラックの取付きへ。
天気は良いが、岩には結構雪が付いていて冬壁気分が味わえた。
小同心の頭から横岳の頂上までが、意外に悪かった。
翌日はジョウゴ沢で半日、傾斜のある部分でのスクリューの設置のトレーニングなどを行い、
3時半頃に美濃戸へ着きました。
アイスクライミング、楽しいですね。
志村です。
来年の正月山行のトレーニングの一環として鳳凰三山経由甲斐駒ヶ岳
登頂を計画しました。
朝5時に夜叉神をヘッデンを付けて歩きはじめる。
薬師岳を10時15分・観音岳を10時50分・地蔵岳分岐を午後2時5分。
まだ余裕があったので、オベリスクで1時間程遊び本日予定していた幕営地
の早川尾根小屋に向かう。
ところが、2時30分頃白鳳峠に付くと赤薙沢の頭が崩壊して通行不能。
残念ながら、甲斐駒ヶ岳縦走の継続を断念し広河原に4時40分到着し、
今回の山行を終える。
脚力に不安はあったが、思いの外歩けたので満足している。
11時間30分・32120歩の山歩きでした。
天気も良く、富士山が後ろから背中を押してくれているような素晴らしい縦走でした。
筋肉痛もなく、来週の裏妙義そして来月の日和田山でのアイゼントレーニング、
12月からの裏同心のアイスクライミング等楽しみが多くて、体がいくつあっても
足りません。山はやっぱりいいですねえ。
日 時 8月16日~18日(前夜入り)
場 所 南アルプス 大井川支流 赤石沢
メンバ 山野井夫妻 宇都宮 塚田 鎌田
16日
牛首峠[入渓点](8時40分発) - 大ガラン先ビバーク地(14時着)
門ノ滝の高巻は、右岸からの記録が多いですが、私たちは左岸から巻きました。踏み跡もあり、ロープは出しませんでしたが、急な斜面で灌木を掴んで登って行きます。
CS滝とか洞窟滝と呼ばれる、狭い岩の間を人工で登るところがあります。ザックを背負っては登れそうもなかったので、空身でロープを付けて登りました。登りきると岩の外にでるので、そこからロープを外側に投げ荷揚げしました。
大ガランを越え少し行った先の右岸でビバークしました。沢全体を見て、一番良い場所のように感じました。
17日
ビバーク地(6時30分発) - 百間洞山の家(11時50分着:小憩後発) - 赤石岳避難小屋(1時間程休憩) - 赤石小屋(16時30分着)
大ゴルジュ入口付近に崩壊した雪渓がありました。私たちのときは、さほど悪くなく通過できました。
大ゴルジュの高巻は高度感があります。私たちは一か所ロープを出しました。
18日
赤石小屋(4時30分発)- 椹島(6時30分着)
今回の赤石沢は全員が初めてでした。大変な渡渉もなく、水量が少ないのではと感じました。天気も良く、さまざまな好条件に恵まれ、岩魚、山女魚などの自然の恵みもいただき、楽しい沢登りになりました。
畑薙第一ダムから先は一般車の通行ができないので、東海フォレスト管理の山小屋と送迎バスを使いました。
私たちの場合、ロープは8mm×30m、1本で問題ありませんでした。水量や高巻きのルートの取り方、人数によっては、ロープの選択は変わるかもしれません。
悪天候と油断の為に登れなかった一年前の唐松岳に、もう一度、息子と二人で行ってきました。
二人とも久しぶりの登山となりましたが、天気が素晴らしすぎて、太陽の圧力に大変苦しみました。八方池山荘から四時間かかり頂上山荘11時着。テン場も暑く、なかなか体力が回復しない。夕方、山頂へ向かいました。
昨年、雨の八方尾根を下りながら、「来年また登ろう。」と話し、その約束を果たせたことは大きかったと思います。
来年は白馬岳、次は鹿島槍か五竜と計画を考えることが楽しいです。
クライミングを始めて10ヶ月の息子は、ジムでは5.10aを登るようになり、外岩では三つの5.9をレッドポイントするまで上達しました。私も負けないように真面目にトレーニングするようになり、夏の前に、10dオンサイト、11aレッドポイントをすることができました。今では、息子は完璧に私のパートナーとなっています。いつまで私と登ってくれるのか分りませんが、見捨てられるときがくるまで、一緒に山を楽しみたいと思っています。
いまのところ、来年は白馬岳へ行く予定です。
記:原田
山野井、野田の1ヶ月間のアンデス登山の報告です。
ブランカ山群のピラミデ南西壁(5885m)。高所順応としては少々難しく、4800
mのキャンプから18時間かけ往復しました。同ルートを10数回V字スレットを作
り下降しました。
その後、ローカルバスを乗り継ぎ本来の目的地ワイワッシュ山群に入りました。
まずは未踏のプスカントゥルパ東峰南東壁(5410m) 山野井が3年前から考えて
いたラインに6月15日に取り付きました。前半は難しい岩が連続し後半は脆い岩と
シュガースノーに苦労しましたが、16日午前10時に登りきることに成功しまし
た。
ルート名 クンピールガンスウミョンガンダ
ベースキャンプを移動後、トラペシオ南壁(5653m)へ。 ここにはすでに2本の
ルートが存在しますが、空白の右に新ルートを求めました。日程の迫った23日に取
り付き、14時間後の午後4時過ぎに登り切りました。前半はそれほど難しくはありま
せんでしたが、後半はかなり危険な岩と氷を突破しなければなりませんでした。
ルート名 マジックベル
今回は日本を出る時から2つの山で新ルートを考えていましたが、理想的なラインか
ら登れ大満足な登山となりました。
志村です。
6月2日 私の性と言おうか、「山うど」を食さないと夏を迎えられない身である。
5月の枡形川では我慢しきれず、通い慣れた苗場山裏の「釜川」に行く。
4:30起床。 牛丼をかき込み、早々に入渓。
2投目から9寸が出るが、岩魚以上に山菜捜しに夢中である。
本命の「山うど」「うるい」が予定通り私を迎えてくれた。
その場で洗い、生のままかじる。
究極の恵みである。
採取しながら岩魚の拾い釣りをし、新緑と残雪のある渓を巡る遊びは
至福の「いやし」である。
写真は1本目の渓の釣果と収穫である。
2本目の渓は入渓者があり、途中撤退。
車に戻ると睡眠不足と今回の釣行の満足感に浸りまどろむ。
帰途、清津峡の温泉と「山菜そば」でしめくくる。
以上、区切がついたので、来季のアイスまで乾いた岩に専念しなければと思う
64歳の昨今です。