カナダ

山野井です。1ヶ月ほど妻と名古屋の熊谷さんとでカナダはバカブーとスコーミッシュで登ってきました。
前半はバカブー山群で、バンクーバーから車で2日間のドライブでゴールデンの町に行き食料調達などの準備後、翌日バカブーの駐車場から1人30キロほどの荷物を担ぎ5時間ほどかけアップルビーのキャンプ地に到着。数日間は天候不順のため短いルートを2本登りました。そしてその後目標のハウザータワーカタロニアルートに向かいました。キャンプ地から氷河を3時間ほど歩くと取りつきに行けます。カタロニアルートは1985年に登られた20ピッチの10登も無いと思われるラインです。過去に敗退のときに使ったと思われるスリングにナッツが少し見られました。途中何度かルートを見失いそうになりましたが、なんとか壁の中、2ビバークで登りきることができました。
後半はスコーミッシュです。本当はマルチもやりたかったのですが個人個人課題もありシュートルートだけ楽しみ
僕はガイドビックの写真から気になっていた、ゾンビルーフ5.13aを何とか登りきることができました。

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鹿島槍ヶ岳東尾根

友人のSさんと鹿島槍ヶ岳東尾根に行ってきました。
初日は一ノ沢の頭付近で泊まる予定が、ペースよく歩けてしまい、核心の第二岩峰を越えたところで14:30。そのまま抜けてがんばって下山してしまおうかとも考えたものの、翌日の晴天に期待して稜線上で泊まることとする。
翌日は期待どおりの無風快晴。北アルプスの大展望を眺めながらのんびりと下山。
春山を満喫してきました。
4月20日 大谷原(5:00)==一ノ沢(8:50)==第二岩峰の上の雪稜上(14:30)
4月21日 幕場5:30==北峰(6:00)==西沢経由==大谷原(10:30)
(宇都宮)

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旭日岳東稜

日時 4月2日(月)前夜入り

場所 旭日岳東稜

メンバー 塚田 野田

前日に他のパーティがラッセルをしてくれたおかげで、だいぶ時間を短縮することができました。

3:30出合小屋発 ― 6:30五段の宮取り付き ― 9:30旭日岳 ― 11:30出合小屋

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中央アルプス 奥三ノ沢

1月5日から7日にかけて山野井さんと中央アルプスの滑川奥三ノ沢に行ってきました。

5日 千畳敷9:30==四ノ沢最低コル11:30==奥三ノ沢出合16:00
この日は奥三ノ沢核心のF1・F2を越えてテント泊の予定が、フカフカの雪とボコボコ踏み抜ける沢とに手を焼き、まったくペース上がらず、日も暮れかかる頃にようやく目指す奥三ノ沢取りつき着。


6日 F1 6:30==F2 8:20==二俣(昼頃?) ==標高2550m付近16:30
朝一で堂々たるF1に取りつく。このあとしばらく立派な滝が連続する
。滝はまずまず凍っている。が、緩傾斜の沢筋ぽいところは、油断して歩いてると氷床ごと崩落するほど脆弱。あっち巻いたりこっち巻いたりでペース上がらず・・・。稜線には届かず今日も陽が暮れる。夜、テントの外に出ると満月で白と黒のコントラストがきれいだった。


7日 6:30スタート ==稜線9:00==極楽平11:40==千畳敷12:00
最終のロープウェーに乗れないと、かなりマズい・・・。山を楽しむ以前に脱出行の心境である。スピードの上がらない雪深い谷を離れ、左のハイマツ尾根から高度を稼ぎ、9:00に待望の稜線に出た。あとは重たい足を引きずってロープウェイ駅へ。長かった・・・。

印象としては奥三ノ沢に“アイスクライミング”しに行ったというよりは、三ノ沢岳付近をぐるっとロングランしてきたといった感じでしょうか。技術よりも要体力なコースです。
時期的には2月以降のほうがスピーディに楽しめそうです(正月に同じコースで入ろうとしたパーティは雪質の悪さに早々に諦めたとのこと)。
(宇都宮 記)

今シーズンの冬山

小杉山です。昨年12月29/30日は八ヶ岳南沢の小滝で今シーズン初のアイスを試し、翌日は北稜を単独で登ってきました。


今年1月9/10日は行者小屋をベースに阿弥陀岳北西稜を単独で登りました。アプローチを下見していたにも関わらず、間違えたトレースを追ってしまい、支尾根をまたいでのラッセルになってしまいましたが、登攀の方は良好な気象条件の中、快適に登ることが出来ました。ロープは2~3回出すつもりでしたが、若干ラインを読み違え後半の4ピッチをロープでピッチを切りながら登り、抜け口の核心部はA0です。今回の山行で少しは自信がつきましたが、また自分の力量をも知ることになった次第です。