熊谷です。
11月30日・12月1日の二日間、八ヶ岳に行き十数年ぶりにアイスクライミングをしました。
同行者は伊豆の国市に住む、N君です。
初日は5時に美濃戸を出発し6時半に赤岳鉱泉着。
テント設営後、裏同心ルンゼに向かう。
リーシュレスのアックスも、取っ手が有るアイススクリューも初めてなので、慎重に登る。
積雪が少ないので、滝がほとんど出ていて結氷状態も良く、とても楽しめまし
た。
昼頃に大同心基部に到着。
トラバース気味に小同心クラックの取付きへ。
天気は良いが、岩には結構雪が付いていて冬壁気分が味わえた。
小同心の頭から横岳の頂上までが、意外に悪かった。
翌日はジョウゴ沢で半日、傾斜のある部分でのスクリューの設置のトレーニングなどを行い、
3時半頃に美濃戸へ着きました。
アイスクライミング、楽しいですね。
「アイスクライミング」カテゴリーアーカイブ
権現沢左俣から東稜バットレスの継続
25日美し森駐車場19;20-21:30出合小屋
26日出合小屋6:20-9:20バットレス11:10-11:30稜線分岐-11:50権現岳頂上-13:30権現沢左俣大滝-14:30左方ルンゼ大滝15:50-16:30出合小屋17:10-18:20美し森駐車場
野田氏、小杉山で権現沢左俣から東稜バットレスの継続と左方ルンゼの大滝を登ってきました。
ただ左俣の大滝を最初に登攀する予定が、ルンゼの分岐を間違え、まずバットレスから頂上まで
上がり、左方ルンゼの源頭から下降しつつ大滝を懸垂下降の後の登り返しです。
このところの寒暖によって雪崩は落ちきり、当日は気温が下がり冷え込んでいる好条件の中、快
適なアプローチをすることができました。そのため時間に余裕をもつことができたので左方ルン
ゼの大滝を十分な手応えを感じつつ登り、充実した1日を野田氏のパワーに引っ張られ過ごすこと
ができました。感謝です。
八ヶ岳継続登攀
志村です。
3月17快晴。5時ちょうどに小杉山と道の駅で合流。
5時40分美濃戸口発、鉱泉7時50分着。
野田と合流。
8時30分大同心の大滝を目指し出発。
トレースが踏まれており、9時10分着。
9時30分小杉山リードでスタート。
野田・志村同時登攀。
そのままルンゼをつめ、11時30分大同心の基部着。
「南稜ルート」は素手でも攀れそうであったが、あえてグjローブとアイゼンを
装着し、12時野田リードでスタート、2ピッチ目は志村リード。
肩で登攀終了とし、13時大同心ルンゼを下降。
大滝下14時、鉱泉14時30分「アイスキャンデー」で遊び16時下山開始。
17時30分美濃戸口着の山行でした。
山中鹿之助の名言「我に7難8苦を与えたまえ」ではないが、己の肉体に
あえてアプローチ3時間以上という負荷をかけ、冬壁と対峙し、
日帰りヘッデン下山も辞さないという想定の計画であったが、
条件の良さと、良きパートナーに恵まれたせいか、肩透かしを食らった思いの
山行でした。
日頃の行いの良さか、年寄りの虚勢かもしれないが・・・。

明神岳2263m峰
竹内、宇都宮で明神岳に行ってきました。
2月26日
気温-19℃。抜けるような青空と痺れるような寒さの中、2263m峰西壁付近の氷を登攀。遠目には大きく見えたが登ってみれば50m1ピッチだった。が、氷質が硬く難しかった・・・。氷は硬さで全然難しさが変わる。アプローチに自転車を使ったら、坂巻温泉から往き2時間弱・帰り55分だった。これは使える!
3月2日
翌日、北海道に猛吹雪をもたらす大寒波が本州付近を通過していたらしい。気温-10℃の吹雪の中、前回登り残した西壁の氷を登攀。久々にまつ毛を凍らせるクライミングをした。少しの悪天は冬のクライミングをピリッとしたものにしてくれる。ルートは2ピッチだが氷の形状が変わっていて面白かった。
3月3日
南壁ルンゼを登りに行く。が、中間部が薄すぎる・・・。逡巡した挙句やめる。暖気の入る前の先週登っておくべきだったのは明白だが、それでも今回トライするだけでもすべきだったかと今でも胸につかえている。
温泉に入るには早すぎるので西壁側に行って易しそうなナメ滝っぽいのを登る。バーチカルアイス&雪壁&草付き交じりの4ピッチで思いのほか楽しかった。
(記 宇都宮)
西沢渓谷東沢(乙女の滝)アイス
志村です。
2月24日(日):
6時15分道の駅「みとみ」から独り歩き始める。
「法螺貝の滝」近くで氷を踏み抜き膝下まで濡れる。
8時45分「乙女の滝」出合いに着く。
誰もおらず、9時30分ハーネスとスクリュー2本ぶら下げてノーザイルで
確実に攀りはじめる。
先日の南岸低気圧の名残りか、デブリがすごい。
しかし深雪より歩きやすい。
大滝はでかいが傾斜がない。墜落は許されず、攀りきり終了。
9回の潅木懸垂下降で無事着地。
2人組がF1に取り付いていたので会釈はしたが、会話はしないで13時ちょうど下山開始。
途中、対岸の2ピッチ・4級プラス程度の滝に食指は動いたが、
今の私の力量では非力すぎ。
写真だけ撮って15時30分に駐車場着。
地元の「笛吹きの湯」に入り、露天風呂で「ほうとう」のうまい店を紹介してもらい、
塩山の「七福」に行く。
具沢山で今まで食べた「ほうとう」の中では上位クラス。
満腹感にひたり、21時30分帰宅する。
40年ほど前の若い頃、アイスクライミングが苦手な私はシモンのVとショイナードの
フロスト2本で苦労して攀った事がよみがえり、現在とは雲泥の差あれど、
おごらず自重しなくてはならないと思う今日この頃です。
山行報告でした。

南ア荒川のアイスクライミング
志村です。
南ア出合いのアイスに鎌田と河野で行く。
2月9日:22時に河野を下部温泉駅で拾い、道の駅「ふるさと工芸館」に向かう。
10日:6時に鎌田と合流し7時30分スタートのトンネルゲートが鬼門で
乗り越えるのに一苦労。
10時に出合いに到着。河野を残して2ルンゼの大滝に向かう。
途中まであったトレースも無くなり、雪が多く、12時30分、鎌田トップで開始。
つるべで攀り、5時終了。
薄暗くなり始めた中下降に入る。
最初の懸垂下降で不覚にも私がヘッデンを落とし失う。
3度の懸垂下降も一つのヘッデンでも何とか無事雪壁に着地。
その後もスターカットで19時30分天幕着。
河野も心配したらしく、ビバークするだろうと少しは覚悟したみたい。
熱いコーヒーを飲んで、鎌田は20時下山する。
私はバーボンを飲んだら眠くなり、夕食もとらずにシュラフへ。
11日:5時起床。
7時出発で3ルンゼのなめ滝に向かう。
9時開始12時終了し、3ピッチの懸垂下降で何とか着地。
14時天幕に到着。
あつい握手をして「2人で126歳のじじいもまだまだやるわい」と完登を喜ぶ。
14時45分下山開始。
ふらつく足で17時車に。奈良田の旅館に河野を残し、18時帰宅の途に。
途中「みたまの湯」に寄り、露天風呂からの甲府の夜景が絶景で、
筋肉痛もしばし忘れるほど。
23時帰宅、缶ビールでささやかな祝杯。
山行報告でした。
北海道 雷電海岸
山野井さんと宇都宮で北海道・雷電海岸に行ってきました。
以下、詳細です。
1/28(曇り)
前泊した小樽のビジネスホテルから車を走らせ1時間半ほどで雷電海岸の駐車場へ。なるほど氷がたくさん垂れてる。
まずは小手調べに中級者向けの2ルンゼを登る・・・はずだったのだが、間違えて4ルンゼを登る。ついでに時間が余ったので、それと知らずに隣の3ルンゼも登る。下りてきて駐車場から1ルンゼが見えてようやく位置関係がはっきりした。どうりで難しかったわけだとホッとしたような、情けないような。
翌日登る「ナイル川」を偵察して温泉宿へ。
1/29(曇り/晴れ)
今回のメイン「ナイル川」。遠目には200mはあろうかと思えるほどデカい。プレッシャーを感じながらアプローチする。取り付きに着いて見上げると写真で見たより太いし水も滴っていない。今年は発達がいいようだ。8:00登攀開始。頑張ってオールフリーで抜けて12:20終了。いいルートだった。
この日は早めに宿に引き上げてゆっくりと温泉に浸かり、祝杯。
1/30(曇り/雪)
最終日、帰りの飛行機があるのでこの日は2ルンゼのみ。アプローチも近くグレードも易しめなので気楽に構えていたが、登ってみると3日間の中で一番寒く、スノーシャワーを浴びながらの登攀。氷も硬く意外と大変だった。
昼は日本海を眺めながらアイスクライミング、夜は温泉と海の幸を満喫し、素晴らしいクライミングトリップでした。
※参考情報 千歳空港~小樽~雷電海岸(所要約3時間)、雷電海岸の気温-3℃位、岩内温泉の宿泊1泊¥7,000(夕食込)。ナイル川は3ピッチ約110mで登りました(下降は懸垂2p)。あくまで今回のデータです。
(記 宇都宮)
瑞牆山のアイス
志村です。
1月13日
ある信頼できる筋から、十一面の「調和の幻想」ルートの1ピッチ目と2ピッチ目が
条件が良ければ10cm程の氷がはると情報が入り、偵察に行きました。
当日はほとんど無雪期同様で残念ながらアイスどころではありませんでした。
しかたがないので、その足で不動沢の「不動の滝」に向かう。
誰もいない滝は完全結氷しており、小1時間クライムダウンで遊びました。
4級マイナス程度で1時間30分のアプローチではあるが、
初心者のリードの練習には良いゲレンデだと思う。
1月14日
帰りは発達した南岸低気圧のお蔭で、午前8時にゲートを発ち、翌日の
午前5時帰宅する。
ありえない渋滞渋滞の連続で尿意の始末にも難儀した21時間でした。
正月の戸台
メンバー: 山野井夫妻・OBで撮影係の河野・そして志村
1月2日 昼食に伊那名物「花紋」のソースカツ丼を食べ、14:40犬山からの河野を バスターミナルで拾い、車中泊の道の駅「南アルプスむら長谷」に向かう。
21:30分山野井夫妻と合流、ケーキとコーヒーで談笑し就寝。
1月3日 5:00起床。カップ麺もそこそこに戸台駐車場に移動。
7:00過ぎにB.C.予定の丹渓山荘に向かう。私は、病人でもある河野の食料も含め
12食27㎏を背に歩き始める。
小雪は舞っているが、トレースもあり歩き易い。
それでも私一人汗をかいているようだ。それもまた良し。
山野井夫妻2時間20分(通常では1時間30分のところ)、志村2時間40分・ 河野3時間20分各自無事到着。
天幕を設営し予定通り「舞姫の滝」に向かう。
取り付きにパーティーがいたが、挨拶も早々に吹雪の中、山野井リードでスタート。
妙ちゃん・志村がフォロー。大滝は先輩の強みで私がリード。
5級ノーマル程か?山野井フォロー、妙ちゃんは手が冷たくてバイルが握れないとの事で
切り上げ、B.C.に戻る。
外気温マイナス13℃
1月4日 4:30起床のはずが、寒すぎて眠れず、5:00起きる。
山野井が「河野さん、よく志村さんと眠れますね」と私のいびきの大きさに驚いたようだが、
当の本人(河野)は眠剤を処方されていたらしく熟睡。
6:00今回の本命である「7丈の滝」に山野井・志村で向かう。
山野井の歩く速度に付いて行くだけで精一杯、私だけまた汗をかく。
1時間ほどで滝の見える所に着く。
「7丈の滝」初見では、一昨年攀った「夢のブライダルベール」より大きく、
そして厳しそうであった。
気合を入れて枝沢に踏み込む。
トレースの無いガレ場を山野井は躊躇することなく進み、
F1につきハーネスをつける。私は取り付くつもりでルートを設定したが、山野井は
「氷が薄くて自分なら攀ぼらない」とのたまう。即決定。山野井の言葉は重い。
左のガレ場をコンテで2ピッチを含め、F3の取り付きに着くと、頭大の氷塊がごろごろあり、
見上げれば悪そうである。
つらら・オーバーハング等、危険と判断。撤退と決断。次回を期して・・・。
「駒津滝」に変更する。「五条滝」F1・F2はスクリュー2本と1本で抜ける。
「駒津滝」は大きいが傾斜が無い。
1ピッチ目5・6本、2ピッチ目2本のスクリューでリードさせてもらう。
物足りなさはあるが、アプローチで体力を消耗。
充分楽しませてもらいB.C.に15:00帰幕。
妙ちゃんは別行動で北沢峠経由で千丈岳に向かうも、稜線で吹かれて途中敗退。
河野は寒さで期待していた撮影が出来ず散々。
山野井夫妻はその足で下山。
昨晩同様の厳寒が不安で、借用した「象足」と「ホッカイロ」、そして山荘のゴミの中にあった
マットを併用して、思いのほか快適に眠れました。
1月5日 ザイル1本しかないのと、気心知れた年寄り2人では心細く、
温泉の方が気になり9:20下山。
無風・快晴の中景色に見とれ、若いときの昔話をだべりながら、4時間かけ駐車場に着き、
待望の温泉「仙流荘」でビールで乾杯。
1月6日 高遠城址公園等を散策し、
本命の「飯田食堂」のソースカツ丼の大きさに驚きながら食し、
12:00バスターミナルで河野と別れ、仕事モードに入り始めた頭を整理しながら帰途につく。
総括として、加療中でもあり、ブランクがあるにも拘わらず、河野は頑張って歩いてくれたが、
カメラのバッテリーの寒さ対策が課題として残った。
山野井夫妻のギャチュン・カンからの復帰アイスであった南沢に同行させてもらった折、
摩利支天の大滝では、傷もいえない2人が冷たさに悲痛な叫びをあげていたのが今でも耳に残っており、
南沢大滝ではリードを進められ、叱咤され、なんで山野井ごとき若造に指示されなければ
いけないのかと思った自分がはずかしく、
今回2日間の山行ではあったが、山野井の山に対峙する哲学といおうか、
アプローチ・幕営全てにおいて計画し、生きて帰る為には
理にかなった最善の方策ではないかと思えた次第です。
今の私のフェース・クラックのクライミングは、加齢と共に下降気味だが、アイスだけには自信があり、
過剰気味にさえ思える自分を戒める為にも楽しい山行でした。














