城ヶ崎 オーシャントラバース

前回の瑞牆に引き続き、城ヶ崎のオーシャンロックで面白いトラバースをしたので報告します。左端のボクサーのスタート地点から始まり、原人テラス、ボトル岩、ピカソ岩を経由して矢羽根ルートで上部に上がります。遊歩道を回りザックの場所に戻るまで2時間でした。岩の全長は70mくらいでしょうか。グレードは5.9? ルート名を付けるとしたらオーシャントラバースですね。難しいラインではありませんが、ナチュラルプロテクションでの確保支点構築やロープの流れについて学ぶのに手軽なうえに、海を足元にしながらトラバースは爽快です。なお当たり前のことですが、懸垂下降での敗退は出来ません。
この日、午前中に取り付いたのですが、オーシャンロックは日陰で涼しく、快適でした。
もちろん午後は海水浴を楽しみました。(記 山野井)

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瑞牆 トラベラー

山野井です。

瑞牆の植樹祭エリアで、3本のルートを部分的に繋げるユニークなラインを登ったので、報告します。

以前、しじま谷に登りに行った際、トライしましたが、その後の梅雨で状態が悪く、チャンスはなかなか掴めませんでした。
ルートは「トラベルチャンス」を3m直上し、プロテクションが取りにくいハング下を4mトラバース、「落葉」のフィンガークラックを4m進み、それから8mはハンドジャムトラバース、湿っぽいコーナー、足ぶらトラバースで
「Hクラック」上部に繋げます。

ルート名 トラベラー・・としておきます。

全長25mのうち、オリジナルは半分ほどですが、色々な動きが出てきて面白いです。
部分的に濡れていたので、グレードは定かではありませんが、5.11+ くらいでしょう。
試登の段階から、グランドアップだったので満足です。
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三宅島

三宅島にクラッククライミングに行ってきました。

期間:5月16日~18日
メンバー:山崎、宇都宮
2人とも今回で二度目の三宅島。3年振りに来てみたらエリアもルートもさらに充実していました。

初日は比較的新しいエリアの富賀濱へ。前回行ったPO壁に比べると高さ・ワイルドさに欠けるものの岩が硬いので安心。5.8から11aまでを5本程登る。翌日は黒潮壁。ここには個人的に今回トライしたかった山野井さん初登の島内最難のルーフクラック「宝島」がある。朝のうちは水が滴っていて厳しそうだったが、試しにトライしてみるとハンドクラックがメインなので多少濡れててもなんとかなりそう。日暮れ間近に本気でトライし、どうにかRP。見た目、内容ともに素晴らしいルートだった。山崎さんも隣にあるドッ被りの5.10c「見かけ倒し」を2撃し、自己ベスト更新。この日はお互い成果が出て、極上の海鮮丼とうまいビールで乾杯! 翌日は最終日。この地のクライミングマスター・Cafe691の沖山さんに新エリアを教えていただき、行ってみる。高さは15mほどだが、素晴らしく硬い岩質である。干潮のときが狙い目かも。5.10前半の未登クラックを2本登り、お目当てのルーフクラックに挑むも歯が立たず。5.12前半は確実にあると思う。次回の嬉しい宿題ができたところで帰途につく。

前回来た時からずいぶん経ってしまったが、やはりいいところです。クラックしかないところも人が少ないところも、ここでしか味わえない醍醐味です。
まだまだ伸び代たっぷりな三宅島。次に行くのが楽しみです。
(宇都宮 記)

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鋸山南壁

妻と千葉県の鋸山南壁に行ってきたので、報告します。
3月にまたアメリカのザイオン国立公園に行く予定なので、砂岩のクラックの練習になるのではと思い、28年ぶり?に向かいました。鋸山南壁の岩場へは有料の車専用道路を利用するしかアプローチの方法はありません。1日、普通自動車は1000円、我家はボックスタイプなので1200円です。料金所を過ぎて2分ほどの大きく右カーブした付近に数台置けるスペースがあります。(駐車スペースの近くにスイセンが植わっているので踏まないように・・)岩のスケールは短いルートは7メートルほどで、長いルートは30メートルはあります。岩が脆いため全てトップロープです。既に設置してあるトラロープにクライミングロープをテーピングなどで接続し(少々コツがいる)上手いこと自分たちのクライミングロープに交換するのです。僕らはサソリクラック(5.10-)アイビークラック(5.10+)神奈川?(5.10+)奥の細道(5.11+)フラワーライン(5.12)などで遊びましたが、アイビークラックと奥の細道はなかなか楽しく、ジャムの練習には良いかもしれません。
我家は奥多摩からなので4時間30分はかかりましたが、神奈川などに住んでいる方はアクアラインを利用すれば2時間ほどで鋸山に着けるのではないでしょうか。(記 山野井)

 

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大堂海岸

ずっと前に何かの雑誌で写真を見て以来、一度行ってみたかった南国土佐の大堂海岸に行ってきました。

●期間 1月10日~14日
●メンバー 竹内、熊谷OB、宇都宮、山野井夫妻(12~14日)、石井(12~14日
●感想
初日は寒波が来ていて昼間でも4℃。奥多摩と変わらんじゃないか!という寒さでしたが、翌日からは少し持ち直して快適に登れました。で、壁のほうはというと・・・最高でした!モンキーエリア、ハーバーエリア、最果てエリアと行きましたが、クラッカーには垂涎ものの20m以上あるクラックがずら~っと並んでおり、壮観です。僕は5.8から5.11cまで10本ほど触りましたが、どのルートも楽しかったです。特に「セイシクラック(5.10b)」、「シークレット エージェントマン(5.11a)」はよかったです。
毎日朝から夕方まで登って、夜は地元の食材で作った鍋を囲んで楽しい5日間でした。
宿題が一つ出来てしまったので、もう少し暖かい季節にもう一度行きたいです。

<参考情報>
●アクセス:高知空港までは飛行機。高知空港から大堂海岸のある大月町まで約4時間。松山空港からだともう少し近いそうです。
●宿泊:大月町弘見にある素泊まり宿泊施設「カーサリブレ」にお世話になりました。1泊1人¥2500でエアコン、風呂、電子レンジ、洗濯機、冷蔵庫完備、コンロさえ用意すれば自炊可能。岩場近くの駐車スペースまで車で15分。
●装備:
・ロープ=基本的に50mで可。
※「シークレットエージェントマン」1p目は35mあるので60mロープでもロワーダウンは不可。私たちは下降用にfixしたロープで懸垂しました。
・カム=キャメ0.5番~3番×2セット。フィンガークラックも多いのでエイリアンも2セットあると安心。キャメ4番は必要なかった。
(記 宇都宮)

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ザイオン国立公園とインディアンクリーク

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5月2日から26日まで山野井+妻、と竹内でザイオン国立公園とインディアンクリークで登ってきました。ラスベガスからレンタカーで3時間、25ドルの入園料を払いザイオンに入りましたが、どこもキャンプ場が一杯だったので、初日は仕方なく少々高いRVパークで泊まりました。2泊目以降は1サイト16ドルのSouth Campgroundを確保しクライミングを開始しました。マルチピッチで有名なザイオンですがBig Bend やConfluence Areaにはなかなか良いショートルートが揃っていました。山野井はTunnel Wallで登りたいルートがあったので、5日間もトライしましたが登れませんでした。なお岩場で会ったイスラエルのクライマーからの情報で水場もトイレも無いが無料のキャンプ場を見つけたので、数日はそこに滞在しました。
後半はインデアンクリークです。途中食料などの買い出しなどをしながら北周りで600キロを7時間で走り無料のキャンプ場Creek Pastureに入りました。水場はありませんが奇麗なテーブルとトイレがあります。水を確保する一番近い場所は車で10分、キャニオンランド国立公園でした。ゲートで水だけが欲しいと言えば無料で入園できビジダーセンターで汲むことができました。ルートは勿論エリアもたくさんありますが、一部は野鳥の産卵時期なのかクライミング禁止になっていました。噂どおりパラレルのクラックが多いため同じサイズのカムが5つ6つと必要な場合もありました、ルートも長いので60mのロープを用意しておいて助かりました。最終日はラスベガスのホテルで宿泊しバイキングで腹一杯になりましたが、個人的には本来の目標ルートまで到達できなかったので完全には満足と言う旅にはなりませんでした。

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三宅島

山野井です。
妻と金坂由香里さんの3名で三宅島に行ってきました。登ったのは地元クライマーから紹介していただいた未開拓の富賀浜の岩場で、延べ5日間で5.7から5.11-の9本のルートを作りました。他のエリアは初級者には敷居が高いかもしれませんが、今回開拓した富賀の岩は易しいルートも多いので幅広くクライマーに楽しんでもらえる可能性があります。ルートの詳細は三宅島クライミングネットに近いうちに投稿する予定です。

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日和田山

久し振りに投稿する志村です。来季の虫が動き始めました。雨予報だったので前夜発にて入山、8時前から攀ぼり始め先ずはアイゼン・手袋で雌岩を6本、昼から雄岩を3本、念願だった上部の凹カクをぬけるルートをテンシヨンかけずに攀ぼれました。ひとり気合が入り汗が心地よく、道が拓かれた思いでした。勢いでクライミングシューズに履替え6本続けると、3時頃雨が降りはじめ徹収し車に戻りました。靴を履替える時、足が攣り本日の結果と課題となりアイスクライミングの楽しみが広がりました。

小川山

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ひとまず成果がでたので報告です。昨日10月31日年内の目標だった親指岩のクレイジージャム(5.10d)をRP。宇都宮さんと初冬を感じさせるキィィ~ンとした空気の中落ち葉を踏みながらのアプローチが楽しい。小川山レイバックでUPしトライ。前回スリップした核心はしっかりとハンドを決め足は丁寧にコーナーのエッジに置いてクリアー。快適なハンドジャムからオフィドゥスをすぎ最後のフィンガートラバースをして終了点へ。親指岩の頂上からの山々の景観が素晴らしかった。昔クラックでグランドをした体験があったので苦手意識がありました、今回で払拭され壁は乗り越えたようです。クライミングに復帰して本当に良かった…

(竹内記)

Banana

一昨日、念願のバナナクラックが登れた。嬉しい。

ずいぶん前から登りたいと思っていたが、パートナーを見つけるのが第一核心のこのルート、なかなか取りつけずにいた。
夏の暑さと喧騒の落ち着いてきた9月14日、休みの妻に頼みこんで念願の初トライ。プロテクションセットに不安があったので、まずは隣のノーリターン(5.10c)を登ってトップロープで。噂に反してプロテクションはそれほど悪くない。が、ムーブは1箇所、ボルダーチックで難しい。緑キャメが足りず、リードは次回持ち越し。
9月27日、薄手のダウンが欲しいくらいの肌寒さの中、プロテクションとムーブを確認しながら初リード。テンションかけるが好感触。少し休んで再度トライ。RP。核心のムーブでは久々に力を振り絞った。
やっぱりクラッククライミングは楽しい。
(宇都宮 記)

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