南ア 尾勝谷 塩沢右俣

1月13日~14日(一泊二日)
メンバー:山野井・古畑
ルート:南ア 尾勝谷 塩沢右俣~丹渓新道~南ア林道
1/13
戸台 05:10発 ~ 右俣F1 08:30 ~ F2取付き 09:00 ~ 誤F5取付き 10:45
~いくつか滝を登り尾根を越え正規のラインF9下に下降し F10取付き 15:00 ~
稜線手前にてビパーク 19:30
1/14
出発 06:30 ~ 丹渓新道 ~ 南ア林道着 08:45 ~ 戸台着 11:45

昨年末の左俣に続き、塩沢右俣へ行ってきました。

ゲートを超えてしばらくすると現る堰堤も前回の反省から左側を通過し順調にF1へF2手前で装備を準備して登攀開始し順調にF5手前へ到着するがここでミスをして前方の氷をF5だと思い込んでしまい(正しくは左寄り)誤F5を抜けさらに上部でいやらしい誤F6を進むが谷の狭さから本流でないことに気付き猛烈ラッセルにて左側尾根を越え谷に降り正規のルートF9下部へここはフリーソロでF10に行くがここまで約3時間のロスと苦しいラッセル続きでかなり疲労してしまいF10を苦しみながらなんとかフォローで上がり、しばらくラッセルで沢を詰めるも途中から左側尾根に上がり稜線へ向けてひたすらラッセル、ここから全て山野井さんにラッセルをしてもらうも追いつくことさえできない有り様で19:30まで頑張るもビパーク。
翌日は06:30より行動開始してしばらく登ると丹渓新道へ合流するも途中で赤布を見失い本来のルートとは異なるラインより下降、この日も下りとはいえラッセル続きで南ア林道へ。ここからが永遠林道歩きをすること3時間で戸台へ到着。雪は多かったものの天気も良く充実した山行となりました。

前回の左俣の際には稜線へ抜けることができなかったので今回は何としてもと思っていて稜線へ抜けることができたのは良かったのですが初日は誤ったF5上からの深いラッセルによって疲れ果ててしいまいその後全てお任せになったしまったことに力のなさを痛感しました。

(記  古畑)

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広河原沢2ルンゼ

12月12日(日帰り)
メンバー:山野井、宇都宮
ルート:八ヶ岳 広河原沢2ルンゼ
舟山十字路5:30==阿弥陀岳頂上13:15==15:30舟山十字路
今シーズン初の冬山に行ってきました。インターネットに出ていた記録を見て面白そうだったので、氷と岩登りを期待して2ルンゼに行ってきました・・・が、最上部でルート取りを少しミスってしまったようでちょっとしたアイスクライミングとラッセルとブッシュ登りになってしまいました。雪はこの時期にしては少し多いようです。
宇都宮(記)

 

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南アルプス、三峰川岳沢

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野田です。
単独で行った南アルプス、三峰川岳沢の報告です。
3/17
杉島集落のゲートから丸山谷を進む。営林署跡からは試しに本流を登るがこれは失敗。湿雪のももラッセル、岳沢出合までも遠い。やはりセオリー通りが良いみたいです。
岳沢の氷の露出はしっかりしていて、アックスもアイゼンも気持ちよく決まる。F4で荷揚げの為にロープを出すが、他はロープを出さずにサクサク進む。F8上まで登り、幕営。
軽量化のためにスコップ、わかん等は置いてきたが酒だけは外せず、ひとり宴会をして就寝。

3/18
月明かりで登り出し、日の出の頃には稜線へ抜ける。四つん這いにならないと体を持っていかれそうなくらいの風に耐えながら仙丈ヶ岳に登頂。長いアプローチ、連続する氷瀑をこなしての頂上は感動ものだが風が治まらない。
甲斐駒ヶ岳、鋸岳を目指すが、天候悪化、風も吹き荒れ続けるので下山。北沢峠からは雨になり、ずぶ濡れになりながら戸台、そして杉島集落まで歩いて戻りました。
岳沢のみでもいい山行になりますが、鋸岳まで縦走し、角兵衛沢から下山すればさらに充実するかと思います。

幽ノ沢

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期間: 2月26日(日帰り)
メンバー: 野田、宇都宮
先週、野田君と谷川の幽ノ沢に行ってきました。
V字の左を登って以来5年振りの谷川。ずいぶんサボッてしまった。今回狙ってたのは中央壁の正面フェース。前夜、21時半に指導センター到着。吹雪。明日の予報は晴れ。「厳しいか・・・」。
センターを3時発。2時間ほどで幽ノ沢に着。締まっていない雪をスネ~ヒザのラッセルで進み、シュルントを2回ほど越えて取り付きのトウフ岩の左下まで行ったあたりで右俣リンネから大き目な雪崩が2発。遠目には繋がっているかに見えた正面フェースの氷はペラペラの雪氷。敗退決定。
せっかく来たので、隣でしっかり凍っている左方ルンゼでも登りたいところだが、上部には長い雪壁帯が待っているのでムリ。仕方なく、少々遠いが危険の少ないノコ沢の氷柱へ。結構なラッセルを強いられたが、無事取り付き着。ここでもチリ雪崩というには可愛げのない大きさの雪崩が来たが、登攀続行。2Pの快適な氷を楽しみ、下山した。
日中10℃を上回る暑さのせいで、谷の雪はグサグサに腐って下山時には3月下旬の雪になっていた。
中央壁正面フェースの氷は、形成過程の似ている烏帽子大氷柱が発達したときが狙い目のように思う。来年はどうだろうか。
(宇都宮 記)

荒川出合2ルンゼ大滝

期間:2月1日
メンバー:山崎、宇都宮
氷の状態は柔らかく、登りやすかったです。下降は相変わらず厄介でした。隣の3ルンゼに入ったパーティの話ではブライダルベールは2ピッチ目出だしがスカスカ。アーリースプリングも右のナメ滝も厳しいとのこと。今年は氷は当たり年かと思ったのですが…。なかなか厳しいです。

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相沢奥壁 エイプリルフールの滝

1/28 西上州 相沢奥壁へ

宇都宮さん、無所属Uさんとの3人で行ってきました。宇都宮さんにとっては今シーズン最初のアイスクライミング!相沢奥壁を登り、エイプリルフールの滝を登り、トップロープにしたりと時間いっぱい遊ぶことができました。氷の状態は若干水が滴っていましたが、さほど寒くもなく快適なアイス日和で楽しむことができました。
個人的には先週の北海道で怖い思いから度胸なく一切リードをしませんでしたが、快適な氷でまた やろう! という気持ちにさせてくれる充実した一日でした。

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雷電海岸

古畑です。

1月20日~22日まで 北海道 雷電海岸 へアイスクライミングへ行ってきました。
同行者は無所属2名との計3人

20日・駐車場から氷を確認するも、どれがどのルンゼか判断付かず2ルンゼらしき氷へ向かうことにしかし、数日間降っていた雪のためトレースはなく終始ラッセル。メンバー構成上、ひたすら一人でラッセル・・・夕方前になんとか到着、これからという時に同行者1名がアックスの歯を止めるネジを忘れて使い物にならないことが判明!すぐに下山してホームセンターで代用ネジを購入してその日は虚しく暮れていきました。この夜に再度エリアを確認したところ、これが4ルンゼであることがわかり翌日は2ルンゼへ向かうことへ。

21日・駐車場より1ルンゼ2ルンゼを確認して本日の目的である2ルンゼへ。
昨晩降り積もった雪のため、この日も黙々とラッセル。
近いはずの2ルンゼが遠い・・・やっとの思いで到着した2ルンゼですが、氷の状態は今一つでトポなどに記載されている左寄りからは登ることはできず中央よりやや右から登り始めるも1ピッチ目終了点付近に氷がなくスラブの岩面を登る緊張のクライミングに。終始スノーシャワーを浴びている状態で氷の印象より終了点直下の怖さが印象的でした。

22日・同行者2名が観光に行きたいという要望を強く却下して1ルンゼへ。
1ルンゼは2ルンゼよりも状態が悪く氷が薄く、気温が上がったためスノーシャワーも多く昨日と同じく怖い。なんとか1ピッチを登り上部の状態も悪いことからここで終了にすることに。

【感想】
時期が少し早かったようで氷の状況が悪かったことと、雪の多さに苦労しました。何より怖さから満足いくリードができなかったこと、ラッセルで疲れてしまった体力のなさに日頃の努力が足りないことを反省しました。

【アクセスなど】
朝7時半成田空港よりジェットスターで新千歳、そこからレンタカーで高速にて札幌を通過して小樽、一般道で岩内町まで車でおよそ3時間。雷電海岸には国道229を進み雷電トンネルを抜けたすぐ右側に車を止めます(トポにないトンネルが多数あります)駐車場正面から見える大きな氷は4ルンゼですぐ左に氷柱状が3ルンゼです。岩内漁港にある魚焼き専門の食堂の ほっけの定食は最高でした。
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裏同心ルンゼと小同心クラック

熊谷です。
11月30日・12月1日の二日間、八ヶ岳に行き十数年ぶりにアイスクライミングをしました。
同行者は伊豆の国市に住む、N君です。
初日は5時に美濃戸を出発し6時半に赤岳鉱泉着。
テント設営後、裏同心ルンゼに向かう。
リーシュレスのアックスも、取っ手が有るアイススクリューも初めてなので、慎重に登る。
積雪が少ないので、滝がほとんど出ていて結氷状態も良く、とても楽しめました。
昼頃に大同心基部に到着。
トラバース気味に小同心クラックの取付きへ。
天気は良いが、岩には結構雪が付いていて冬壁気分が味わえた。
小同心の頭から横岳の頂上までが、意外に悪かった。
翌日はジョウゴ沢で半日、傾斜のある部分でのスクリューの設置のトレーニングなどを行い、
3時半頃に美濃戸へ着きました。
アイスクライミング、楽しいですね。

権現沢左俣から東稜バットレスの継続

25日美し森駐車場19;20-21:30出合小屋
26日出合小屋6:20-9:20バットレス11:10-11:30稜線分岐-11:50権現岳頂上-13:30権現沢左俣大滝-14:30左方ルンゼ大滝15:50-16:30出合小屋17:10-18:20美し森駐車場f0198376_13172285

 

野田氏、小杉山で権現沢左俣から東稜バットレスの継続と左方ルンゼの大滝を登ってきました。
ただ左俣の大滝を最初に登攀する予定が、ルンゼの分岐を間違え、まずバットレスから頂上まで
上がり、左方ルンゼの源頭から下降しつつ大滝を懸垂下降の後の登り返しです。
このところの寒暖によって雪崩は落ちきり、当日は気温が下がり冷え込んでいる好条件の中、快
適なアプローチをすることができました。そのため時間に余裕をもつことができたので左方ルン
ゼの大滝を十分な手応えを感じつつ登り、充実した1日を野田氏のパワーに引っ張られ過ごすこと
ができました。感謝です。

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八ヶ岳継続登攀

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志村です。
3月17快晴。5時ちょうどに小杉山と道の駅で合流。
5時40分美濃戸口発、鉱泉7時50分着。
野田と合流。
8時30分大同心の大滝を目指し出発。
トレースが踏まれており、9時10分着。
9時30分小杉山リードでスタート。
野田・志村同時登攀。
そのままルンゼをつめ、11時30分大同心の基部着。
「南稜ルート」は素手でも攀れそうであったが、あえてグjローブとアイゼンを
装着し、12時野田リードでスタート、2ピッチ目は志村リード。
肩で登攀終了とし、13時大同心ルンゼを下降。
大滝下14時、鉱泉14時30分「アイスキャンデー」で遊び16時下山開始。
17時30分美濃戸口着の山行でした。
山中鹿之助の名言「我に7難8苦を与えたまえ」ではないが、己の肉体に
あえてアプローチ3時間以上という負荷をかけ、冬壁と対峙し、
日帰りヘッデン下山も辞さないという想定の計画であったが、
条件の良さと、良きパートナーに恵まれたせいか、肩透かしを食らった思いの
山行でした。
日頃の行いの良さか、年寄りの虚勢かもしれないが・・・。
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