白馬岳主稜

山行日:4月20日(水)

メンバー:植田、H

 

19日21時半に都内を出発し、24時二股駐車場到着。テントにて就寝。

7:00 二股出発 → 8:00 猿倉山荘 → 9:00 白馬尻

9:30白馬尻出発 → 18:00 山頂 → 23時二股駐車場到着 → 翌3時都内へ帰着

 

当初、初日は6峰あたりでテン泊、21日に登頂し下山する計画だったが、

21日午後から荒天の予報となったため、少なくとも4峰まで進み、翌日午前中には下山することを目指して歩き始めた。

白馬尻から稜線を見ると、去年おなじ時期に来た時よりも雪が少ない。

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8峰への登り。暑くて汗だくになりつつ進む。

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露出したボロボロの岩を登る

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ひたすら雪の峰を越えていく。

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最後の雪壁が見えてきた

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15時半に4峰到着。

ここで幕営するか頂上まで抜けてからにするか協議。

余力があったのでとりあえず頂上まで抜けることに決定。

その後、3峰でさらに急峻な岩露出部分が出現。

これまでの箇所よりかなり脆かったので、念のためロープを出す。

そして55mの雪壁を登り、頂上へ抜けた。

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頂上へ抜けるとものすごい強風。「ヤマテン」を確認すると風速19m、さらに強くなる予報。

白馬山荘まわりに風がよけられる場所を探すが、どこも吹き荒れていたので幕営せず、そのまま下山することに。

月に照らされた、明るい雪渓をくだって帰ることができました。

記 植田

前穂高岳北尾根

3月下旬に山崎・宇都宮で前穂高北尾根に行ってきました。春分の日とあって混んでいるかと思いきや貸切りでした。
●期間:2016年3/19~22
●メンバー:山崎、宇都宮
3/19 雨
坂巻温泉6:30~釜トンネル7:00~八峰手前(2450mコル)16:30
雨の入山。分かってはいたが、やはり不快だ・・・。靴の中までグチョグチョ。気温が高い上に雨とあって谷という谷で雪崩が起きている。いつ聞いても嫌な音だ。慶応尾根は上部で思いがけずキノコ雪のギャップが出てきたりして意外と悪かった。八峰まで届かず幕を張る。
3/20 快晴
八峰手前(2450mコル)6:00~八峰8:20~4・5のコル18:00
天気予報通りの快晴。脛からヒザくらいのラッセルが続く。7峰のトラバースからはロープを出す。傾斜の強いブッシュ登りや悪い雪壁登りが出てきて結構緊張させられた。時間がかかり、予定の3・4のコルまでは行けずに4・5のコルで幕を張る。
3/21 快晴
4・5のコル6:00~前穂高岳頂上14:30~明神岳手前のコル16:30
今日は4峰、3峰の登りが出てくるクライマックス。岩は節理が発達していてカムでプロテクションが取れるので、下半部の不安定な雪壁に比べればよっぽど安心だ。3峰では最高の景色の中、快適なクライミングを楽しむ。やはりアルパインクライミングはいい。14:30前穂頂上着。慎重に下り、明神岳手前のコルに適当な窪地を見つけ幕を張る。
3/22 快晴
明神岳手前のコル6:30~明神岳~水呑沢~上高地~坂巻温泉14:30
連日の好天についに眼が悲鳴を上げる。雪目がこれほど辛いものとは‥。涙をボロボロ流しながら歩く。明神2峰の登りは左の凹角に移るトラバースがいやらしかった。明神岳南西稜を下る予定だったが厄介なので、岳沢に向かって落ちているルンゼ(水呑沢?)をスタコラ下る。見込み通り雪の状態もよく悪いところもなく岳沢に着き、上高地へ。
シーズン最後をいい山登りで締めくくることが出来てよかった。
(宇都宮 記)
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谷川岳馬蹄形縦走

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2月の下旬に一人で谷川岳の馬蹄形縦走をしてきました。ぎりぎりの日数とぎりぎりの食料でたった一人、エスケープルートの少ない山の奥へ奥へと入っていく緊張感はなかなかのものでした。
2/26 晴れ→吹雪 6:30指導センター~13:30谷川岳~16:30茂倉岳小屋
天気予報が外れてくれて快晴の西黒尾根を歩きだす。前回1月下旬に来たときは4時間で上がれたが今回は雪が多く7時間かかってしまう。稜線に上がる頃には吹雪になった。視界がなくなり、道標に書かれた52m先の頂上小屋すら見えない状態。先行きに不安を覚えるが、休憩した小屋で見つけた誰かの忘れたクリームパンを食べたら元気が出てきた。計画続行。ほとんど休みなく10時間歩き続けた末にたどり着いた茂倉岳避難小屋は雪でほぼ埋まっていた。夜通し風雪。除雪2回。
2/27 晴れ→吹雪 6:30~12:00清水峠12:30~17:00朝日岳手前
昨晩は風が強くあまり眠れなかった。今日は弱い高気圧に覆われて晴れるはず。武能岳を越える頃には予報どおり快晴になる。上越の山々が遠くまで見渡せ、来てよかったと思う瞬間だ。所々クラストした稜線を快調に飛ばしていたが、蓬峠で片方のワカンが真っ二つに壊れてしまった。補修できるレベルではない。嘆いたところで始まらないので片方だけで歩くことにする。清水峠からの登りで天気が崩れ始め、風が出てきた。立ち止まると一気に体温が持って行かれるのでスピードを落として休まず歩き続ける。吹きさらしの稜線ではテントの張りようもなく、ハイ松帯に洞穴を作って一晩の宿にするかとも思ったが、朝日岳周辺まで行けば地形が複雑だから風も避けられると踏んで進み続ける。陽が落ちる少し前、風を避けられる恰好の窪地を見つけた。よかった。
2/28 霧→晴れ 7:45~11:40白毛門~12:45土合登山口
朝起きるとガスの中。今日中に降りられるのは確実だし晴れてくるのは分かっていたので、ガスが晴れるのを待って出発する。快晴の中、対岸の一ノ倉沢を眺めながらのんびりと下山する。昼過ぎに土合着。
(宇都宮 記)