北ア滝谷/北山稜側壁〜2尾根

4月17日〜19日(二泊三日)

メンバー:山野井、宇都宮、遠山

ルート:  滝谷 北山稜側壁〜中間ルンゼ〜2尾根〜松濤岩〜北穂高頂上〜B沢のコル〜B沢下降〜滝谷避難小屋。

4月17日

新穂高温泉〜滝谷避難小屋〜雄滝付近への偵察。

う荷物を小屋に置き、雄滝へFIXを張りに向かった所、雄滝が完全に出てしまっており状態が悪い。雄滝の左の壁を登ろうとしたが難しそうな為、 雌滝側の沢から雄滝側に登り、雄滝に向かっているバンドを確認した所、雄滝にトラバース出来る事を確認。念の為、雌滝の入り口付近にケルンを積み避難小屋に戻り、早目に就寝。

この日は午後から晴れの予報も、ガスのかかった天気模様。

4月18日

避難小屋2:50発〜合流点5:00〜1ピッチ目6:30〜北穂高頂上14:40〜合流点16:00〜滝谷避難小屋17:00。

2:00に起床し外を見ると満天の星空。今日は晴れるという予報は当たった様だ。
昨日の偵察場所の雌滝の入り口のケルンまで行き雄滝に向かうバンドをトラバース、トラバースからは状態が悪く、1ピッチロープを使用し雄滝上に降りた。
合流点に到着し明るくなるのを待ち氷や壁の状態を確認するも、当初予定にしていたC沢右俣奥壁
にかかるらしい氷は状態が良くなく氷が無さげな為、2尾根のB沢側に出来る氷に予定を変更して向かったが氷が見当たらない。どうしようか?と話しをして適当に北山稜側壁の面白そうな岩壁のラインを登る事にした。
岩登り、ルンゼ登攀、数ピッチの同時登攀なども交え綺麗な景色を堪能しながら予定の15:00前の14:40分には頂上に出る事が出来た。

19日、滝谷避難小屋〜新穂高温泉。
帰りはゆっくりと林道脇のフキノトウを採りつつ下山。
雨が降り出す前に車に戻る事ができた。

ルート自体は、見た目よりも難しく、ピッチ数もあり、岩あり雪ありの面白いラインでした。

使用ギアはキャメロット2番以下の、ナッツ、カム、ハーケン等を使用。
中間支点、ビレイ点などは全て自分達で作成。

色々と勉強、リードもさせて頂き天候にも恵まれ最高のアルパインクライミングでした。
山はやはり、気持ちが良く楽しいです。

 

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( 記 遠山)

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奥多摩のボルダー

最近奥多摩の大丹波のボルダーに通っているので報告します。このボルダーは20年ほど前、マットを持っていなかった頃(座布団を置いて登っていた)に少し遊んだことがありました。
久しぶりに訪れてみると、なかなか立派であったことを再確認し、地主さんに了解を得て掃除させてもらい、再び一人で遊ぶようになりました。
上流側の岩では3本のクラックを登りましたが、ルーフ奥からスタートしクラック通しにトップアウトする課題は下地が少々悪いものの高さもあり勧めです。大きさが6メートル以上と思われる下流側の岩には、ハングからスラブに抜けるラインを4本ほど登りました。
(最近優秀な若者が難しそうなラインを追加しました)
この大きな2つ以外にも周辺で幾つか登りましたが面白かったです。
グレードに関しては、もともと僕がそれほど登れないうえ、雪山通いの合間で遊んでいたこともあり、全く解りません。
また上流の岩のさらに上流でも幾つか登れそうですが、貴重なカワガラスが4月まで巣を作るので止めたほうがよいです。
ボルダーの場所は中茶屋キャンプ場から500メートルくらい進んだところです。(山野井)

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