8日12:45駐車場-15:10白出-17:10滝谷出合い小屋
9日滝谷出合い小屋2:30-5:40第二尾根取り付き6:00-15:50一般縦走路-16:00北穂高避難小屋
10日北穂高避難小屋8:00-10:00滝谷出合い小屋-13:10駐車場
野田氏、小杉山で滝谷へと向いました。初日の昼に新穂高温泉を発ち夕方に出会い小屋泊。
雪の安定している深夜のうちに出発し第2尾根の取り付までアプローチしました。
滝谷を始めて取り付いた私は、どうやら岩場を甘く見ていたようです。難度こそ高くは有りませんでしたが、とにかく長い。途中から疲労の蓄積も有り何ピッチか数えることもせず、ひたすらに登り続けることになってしまい、昼過ぎ遅くとも14:00には避難小屋へ入れると見込んでいたのが実際は16:00。
翌日にはクラック尾根や第一尾根辺りを取り付く予定が、私の疲労のため下山することになり、終始ラッセルしリーダーをとって頂いた野田氏にはひどく残念な思いをさせ反省するところ多々です。
ただ今回、暦の上でこそ冬期は終わっていますが、それでも吹き上がり頬を打つ雪煙。荷を軽くするための3シーズンシュラフによる震えながらの浅い眠り。また雪崩の恐怖を感じながらの沢の登下降と今まで殆ど経験したことの無いアルパインクライミングを体験させて頂きました。冬山は何よりも体力。改めて実感させられ今後の指針の一つが見えることにもなる、私としては大変に充実した山行となりました。