瑞牆山 調和の幻想から山河微笑

瑞牆でマルチの継続してきました。

日程10/26
メンバー 熊谷 竹内
星が瞬くなかヘッドライトの光を照らし末端壁へ向かう。吐く息が白くて寒い。調和の取り付きで準備をしていると空がだんだんと白けてくる。1P目ワイドに身体をいれキャメの緑をセットするが暗くて決めづらい。朝一のせいか緊張して動きも固く慎重にステミングしながら終了点に着く。このときには視界が広がる明るさになり少しほぐれてくる。調和の各ピッチ要所の悪さを感じながら最後のフレークを登り終了。懸垂下降をして取り付きに戻ると9時だったので登りと下降を含めて3時間程のタイムだった。少しお腹に食べ物をいれて左岸壁に向け登りだすと陽が届きはじめて暖かい。快適な登攀を期待していたが自分がセカンドでフォローするころには冷たい風とともに陽が陰り、アタックザックに雨具のジャケットを突っ込み慌しく登りだす。高度を稼ぐにつれ風が冷たく強くなりお互いビレイ時はガタガタと震えが止まらなかったようだ。条件もあったが二本目の山河微笑はグレードより悪くて手強い。最後のオフィドゥスを熊谷さんトップで左岸壁の頭へ。寒くてすぐに下降をはじめる。取り付きに戻ると雨が降りはじめて足を滑らせ尻もちついたりしながらヨタヨタ駐車場へと下った。いいクライミングでしたが満足はせず継続の本数を増やすとともに技術の向上もすることでスピードも上がりますます瑞牆マルチが楽しくなるだろう。
記 竹内
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