烏帽子沢奥壁大氷柱

烏帽子大氷柱を登ってきました。以下、詳細です。
●期間:2月27日(曇|晴れ)
●メンバー:宇都宮、氷熊(法大山岳部OB)
時間:駐車場発2:40→3:50一ノ倉沢出合4:30→7:15大氷柱取付き7:35→12:15終了点
→(同ルート下降)13:40取付き→15:00一ノ倉沢出合15:20→16:30駐車場

再登ラッシュに沸く(?)今年の大氷柱。状態はいいらしい。せっかくだから登っておきたいが、自分の平日休みに合わせてこんなルートに付き合ってくれるパートナーを見つけるのは至難の業・・・と思ったら、ダメもとで声をかけた山岳部時代の優秀な後輩が二つ返事で乗ってきた。持つべきものは山バカな後輩である。

数年振りの冬の谷川。指導センター前の雪壁を見る限り、今年は雪が多いようだ。前日のトレースがしっかり残っていて1時間ほどで出合に着く。テルモスやストックをデポし、谷へ。テールリッジは時間がかかりそうなので本谷をつめ、途中から南稜テラスにつながるリッジに這い上がる。こちらのほうが早いだろう。烏帽子スラブの対岸に見える大氷柱は綺麗に繋がっている。腰まで潜るラッセルに辟易してきた頃、取付きに到着。準備して7時半に登攀開始。

1P(氷熊)インゼルの左から入り、薄いベルグラと不安定な雪壁をつなげて氷壁の下へ。
2P(宇都宮)緩傾斜の軟らかい氷をだましながら変形チムニー下へ。
3p(氷)変チ横。核心ピッチ。見るからに貧弱な氷をそおっと登る。
4P(宇)ブっ立った氷柱から氷壁。思い切って登れて楽しい。スクリューでハンギングビレイ
5P(氷)75°位の氷壁を登る。65m延ばしたので最後は同時登攀となった。
昼過ぎに終了。4時間40分のスリリングなクライミングだった。
下降は60mロープダブルで懸垂下降4回(①灌木②残置ハーケン&ナッツ➂アバラコフ④ボルト)。下りは素直にテールリッジを使い、夕方に駐車場着。充実した1日を終えた。

(記 宇都宮)

↑大氷柱遠景

2P目

核心3P目4P目(Ⅴ+)