谷川岳 一ノ倉沢 衝立岩正面壁 ダイレクトカンテ
日時 10月11日(土)
メンバー 塚田 遠山
行程
3時30分 起床 前夜入り土合駅泊
4時00分 土合駅から無料駐車所へ移動 出発
5時10分 一ノ倉沢出合
6時30分 衝立岩 中央稜取付下 アンザイレンテラスへトラバース
8時00分 1Pスタート(塚田リード)
9時20分 2Pスタート(遠山リード)
11時50分 3Pスタート(塚田リード)
13時40分 4Pスタート(遠山リード)
16時00北稜下降開始
18時30分 一ノ倉出合
概要
アンザイレンテラスまでのトラバースはフィックスロープも張られていたが、念のため自分たちもロープを出す。
1P目 ボサを数メートル登ったら右にトラバース気味に進むと凹状の壁が現れる。岩は脆く、濡れた草が足元を滑らし悪い。ロープが屈曲し引くのが重い。45m程ロープを伸ばす。
2P目 どのハーケンも信用できない感じだ。たまに出てくる浅打のリングボルトに精神が救われる。スリングのタイオフや3㎜スリングも使用した。長い40mだった。
3P目 高度感満点だ。技術的には2P目より簡単に感じる。ペツルのハンガーを使ってしまった。これで死なないと塚田は情けなく思う。
4P目 傾斜は寝るが墜落の許されない感は一番だった。壁全体が赤茶けていてとても脆い。ランナーをできるだけ取り、万が一の墜落距離を少なくするよう努力した。リングボルトのリングの変形、リング無しなどが目立つ。3㎜スリング3本、リベットハンガー1本を使用した。3㎜スリングはもはやパートナーと言っても過言ではない。絶対の信頼を込めて前進して行った。ところどころフリークライミングになるところが怖い。ピッチの終わる最後の1.5mがきわどい。いつか掴む草木も無くなるのではと心配する。リングボルトが2本打たれていたがもう少しロープを伸ばし、壁にハーケン2本とカムを1本打ち自分達でビレイ点を作る。45m程ロープを伸ばした。
装備考察
ランニングを間引くことは考えず、ランナーを20本以上用意した。
ハンドサイズ以下のカムが有効。数度使用した。
ハーケン、ハンマーは必ず持参。
タイオフ用の細めのスリング。
3㎜スリングを忘れずに。
重いけど、敗退用のジャンピングとボルトはお守りとして。命の重さに比べたら・・・