北アルプス不帰岳1峰尾根

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期間:1月28日~1月30日

野田です。あえて厳冬期に単独で登ってきました。

アプローチは八方池の先から尾根を下降し、唐松沢を最短距離で横断、取り付きのルンゼも早めに尾根に出ることで雪崩対策としました。昼から降雪が激しくルートが見えないので夕方前に尾根上で行動打ち切り。雪が降り続き、夜中に何度も除雪に出るが、翌朝には出入り口が埋没していました。

29日は快晴。腰から胸ラッセルが続き、なかなか進まない。
雪壁はピックもシャフトも手ごたえがないので掌を突き刺し、そこに加重する登りが続く。
核心の断崖は岩が露出しているのでむしろ易しく感じた。今回の核心はサラサラ雪の雪壁でした。核心を抜けるとすでに夕方。相変わらずの深雪に苦しめられ、ルートを抜けたのは20時を過ぎていました。

翌日は悪天候の予報なので、唐松岳山荘まで登り続けることにしたが、ラッセルは続く。
キノコ雪の突破にスコップを使い、仮眠をしながら唐松岳を目指し、ようやくたどり着いた山荘脇で仮眠をするが寒いのですぐに下山開始。
八方尾根スキー場に着く頃には雪が降り始めていたので、いいタイミングでした。
1泊3日で登り続けましたが、悪場の処理、長時間行動に慣らすいい山行ができました。